五十音の中でもカ行は比較的苦手な方が多い音です。
先日カ行の中でも「キ」の音が苦手な方向けの記事を作成したところ、他のカ行も詳しく知りたいとのリクエストを頂きました。ありがとうございます!
「キ」が苦手な方向けの記事はこちら⇒「き」の滑舌が悪い、うまく言えない…その原因と改善方法
と、いうことで本日はカ行全てにスポットをあてて、カ行の滑舌が苦手な方の特徴と、その改善方法をご紹介します!
カ行が苦手な方がすぐに使える改善のコツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
カ行が苦手な方の特徴
カ行が苦手な方は以下のような特徴があることが多いです
・音が喉の奥で響く
・無声音ができていない
音が喉の奥で響く
「カ行が苦手!」と感じる方で一番多いのが、声がこもる感じがして言葉にキレがないという事です。
その結果、ほかの言葉とつながるようになってしまって、滑舌が悪くなってしまいます。
「カ行」の子音である「K」は舌の奥側が上あごの奥(軟口蓋)に付き、その舌と上あごの間を息が通る際破裂するようにして作る音です。
少しわかりにくいかもしれませんが、何が問題になるかというと、舌と上あごの奥の方を使う関係で、音が奥にこもりやすくなってしまうのです。
この音の響きを奥ではなく、前に持ってくる事で改善することができます。
無声音ができていない
カ行は無声化をしないといけない音が存在します。
無声音についてはこちら⇒無声音のルールとやり方
無声音の詳細については上記の記事でご紹介しておりますので、こちらでは省略させていただきますが、滑舌が悪くなる原因として、この無声音ができていないという事があげられます。
無声音ができないと、滑らかに言葉が流れないため、カクカクしたような言葉になってしまい、滑舌が悪くなってしまいます。
改善方法
では、そんなカ行の改善方法についてご紹介します。
カ行の改善方法は、上記の悪くなってしまう原因を踏まえると、
・音を奥ではなく前に響かせること
・無声化ができるようにすること
です。
ただ、ご紹介をしていてなんなのですが、無声化に関しては少し難しいので省いても良いかと思います。
ただ、声優やナレーターなど声のプロを目指すような方であれば必須項目です。あなたがプロを目指される方であれば、省かずにしっかりトレーニングをしてくださいね!
カ行の滑舌を良くしたいけれど、プロの方程の滑舌は求めていないという方は、「前に響かせる」というものを習得するだけでかなり変わると思います!
では、どうやって前に響かせるようにするのか、それは……
上の前歯の裏あたりに声をぶつけるようなイメージで声を出す!
という事です。
このあたりをめがけて声を出します!
カ行はどうしても、奥の方を使うため、奥でこもってしまいがちです。
そのため、前を意識して、前にぶつけるように声を出すことで、響きを前に飛ばします。
これだけで、カ行の滑舌が改善する方もいらっしゃいます。
ぜひ、試してみてください!
本日はカ行の滑舌についてご紹介しました!
もし今カ行が苦手という事でしたら、ぜひ試してみて下さい!
上手くいけばすぐに変化が実感できますよ^^
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