サ行は「日本人が苦手な滑舌ランキング」というものを作ったとしたら間違いなくトップ3に食い込むほど、苦手な方が多い音です
本日は、そんな苦手な方が非常に多い、サ行についてご紹介していきます。
滑舌が悪くなってしまう原因は人それぞれなのですが、比較的サ行が苦手な人に多い特徴というものがあります。
もし、あなたがその特徴に当てはまる方であれば、すぐに改善できるかもしれない改善方法もご紹介します!
ぜひ、最後までお付き合いくださいね^^
サ行が苦手な方の特徴
サ行が苦手な方の特徴として挙げられるものは、
・舌の筋力不足
・「S」を作る際の舌の位置のズレ
・息の圧力不足
があげられます。
サ行は、五十音の中でもトップクラスにダイナミックに様々な部分を使う音です
その音を作る際、舌の筋力も非常に使います。
そのため、舌の筋力が不足しがちな方にとっては難しい音になってしまいます。
舌の筋力が弱くなってくると、舌を上あごにつけることが難しくなります。
サ行は舌を上あごにつけるような、上に上げる力を使います。
筋力不足により、上に上げにくくなると、サ行の子音である「S」を作る際、正しい場所に舌を置くことができず「S」が上手く作れなくなってしまいます
さらに、さ行は摩擦音と呼ばれ息を多く使います。
このとき、息の圧力が弱いと、「S」の輪郭がはっきりせず、これまた上手く言えなくなってしまうのです。
改善方法
サ行の改善方法として、一番即効性があるものは子音「S」をしっかりと発音することです。
舌先を軽く上の前歯の裏あたりに付けて、しっかりと息の圧力をかけ「S」を「ス~~~~」と出します
ガスモレをするよう音をしっかり出せたら、そこに「A」を入れて、口をあけながら「さ」と発声します。
難しく感じた場合は、とにかく「S」を発声するときの「スッ」という摩擦音を大事にしてください
この子音の音がサ行の要です!この音がしっかり出ないとサ行はキレイに発声できません!
後、口を閉じたときに舌が下の歯の裏にある方は舌の筋力不足の可能性が高いため、しっかり舌の筋トレを行いましょう!
舌の筋トレについては⇒【滑舌改善】滑舌を良くする方法!毎日いつでもできる舌の筋トレ
サ行は舌の筋力、位置、息の圧力など、様々な要素が必要になるため、非常に苦手な方が多いです。
さらに、細かく言うと、サ行には無声音も存在します。
そのため、声優やナレーターなど声のプロを目指すような方の場合は、この無声音もしっかりと勉強をしなければいけません!
無声音のトレーニングについてはこちら⇒無声音を習得して滑舌UP!声優志望必見のトレーニング方法
苦手な方が多いサ行ですが、しっかりと言えない原因と、その原因を改善するためのトレーニングを行えば、必ず言えるようになります。
コツさえつかめばそこまで難しいものではありません!
ぜひ、しっかりいえるようチャレンジしてみてください。
もし、自分がなぜサ行が言えないのか、どうしたら言えるようになるのかわからない!という場合は、無料の体験レッスンも行っています
ぜひ、お気軽にお声がけくださいね^^
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