花粉症やアレルギー性鼻炎による鼻水、鼻づまり…
こういったものが出てくると、どうも滑舌が悪くなってくるように感じます…
滑舌と鼻水や鼻づまりは関係あるのでしょうか?
また、何か対処法はありますでしょうか?
こんなご質問を先日頂きました。
花粉症やアレルギー性鼻炎による声のトラブルは多くあります
その中で滑舌に影響があるものも存在します
本日は、滑舌に影響のある症状と、その対処方法についてご紹介します
鼻づまりで滑舌が悪くなる理由
声は、必ず息が必要です。
そして肺から上がってきた息は、言葉によって、口の方に多く流れたり、鼻の方に多く流れたりします。
その時、鼻が詰まっている場合、当然息がキレイに鼻の方に抜けていきません。
特に鼻に抜けていく音である、「な行」「ま行」は鼻づまりがあるときには滑舌が悪くなってしまいます。
また、発声方法にも個人差があり、普段全体的に鼻の響きを多く使って話をされている方、口の響きを多く使われて話している方がいらっしゃいます
普段、鼻の響きを多く使われて話す方の場合、鼻づまりが起きると、より滑舌が悪くなったように感じられるかと思います。
対処法としては、まず第一に鼻づまりを解消することが大切です。
ただ、それができていれば苦労はしない!というご意見が多いかと思いますので、鼻づまりをによる滑舌悪化を解消するために即効性のある対処法を2つご紹介します
対処法①鼻うがい
もし鼻うがいが可能な環境であれば、鼻うがいをして詰まりを流してしまうのが即効性があります
やはり、鼻が詰まっていることが鼻に抜ける言葉が言えなくなっている原因です。
物理的に鼻の中を洗浄して、詰まりを解消するのに鼻うがいは効果的です
対処法②口から息を出すように話す
肺から上がってきた息は喉の奥で鼻の方と口の方に分かれます。
この時、鼻の方に多く息を流してしまうと、いわゆる鼻声になり、抜けが悪くなるので滑舌も悪くなってしまいます。
そのため、本当に応急処置的なのですが、口の方から声を出すようにするのです。
鼻腔ではなく口腔を多く使う事で、息をしっかりはけるので、滑舌も少し解消されます。
デメリットとしては、口腔の共鳴が強くなると、少し語気が強くなったような印象を与えてしまうかもしれません。
また、女性だったり、声の高い男性の場合、声も少し低くなるなるかもしれません。
あくまで鼻づまりで声を出さなければいけない時の応急処置だとお考え下さい
アレルギー性鼻炎・花粉症は早めの対処を
鼻の詰まりは滑舌にものすごく大きな影響を与えます。
鼻づまりが慢性化すると、鼻で呼吸ができず、必然的に口呼吸になるかと思います。
この口呼吸も滑舌に多大な影響を与えます
詳しくはこちら⇒滑舌が悪い人は口呼吸?口呼吸で滑舌が悪化する原因と改善方法!
アレルギー性鼻炎、花粉症は早めの対処が肝心と聞きます
滑舌だけでなく、健康のためにも早めに対処することをオススメします
滑舌について何でもご相談ください
全国どこからでもお受けいただけます!


最新記事 by 早川 直記 (全て見る)
- サ行の滑舌チェック!舌の位置や息の流れで言えるようになる - 2019年1月9日
- 声が衰えていかないための日常からできるトレーニング - 2019年1月8日
- 発声の時に息が横から出る?滑舌がよくなるための正しい場所は? - 2018年12月27日