滑舌の代表的なトレーニングと言えば「早口言葉」があります。

「赤巻紙青巻紙気巻紙」

「東京特許許可局」

「隣の客はよく柿食う客だ」

こういったものが代表的でしょうか?

実際、多くの声優養成所や専門学校などでは、こういった早口言葉をたくさん使ったレッスンが行われています

 

そんななか、滑舌についてこんなお悩みを頂くことが多くあります

・滑舌のトレーニングをしているのにいっこうに良くならない

・早口言葉を何度も練習をしているのに滑舌が良くなっていく気がしない

このような「早口言葉を何度も読んで頑張っているのに、滑舌が良くならない」というお悩みです。

 

実はこのお悩み内容は、本日ご紹介しようと思っている早口言葉のデメリットの影響をものすごく受けてしまった影響と言えます

早口言葉は実はとっても危険なもので、頑張ってやればやるほど、もしかしたら滑舌が悪化してしまう危険すらあるものなのです!

 

あなたがそんな早口言葉の被害を受けないために!

本日はそんな早口言葉の危険についてご紹介します!

 

早口言葉で滑舌が良くならない理由

では早速、早口言葉で滑舌が良くならない理由を3つご紹介します!

①そもそもの滑舌が悪いまま早く読んでも滑舌は直らない

まず一つ目ですが……

滑舌を直したいとお考えであれば、今現在滑舌が悪い、上手く作れない言葉があるということですね?

言葉を作るのに上手くいっていないという事は、まずはその上手くいっていない原因を改善して、うまく言えるようになることが何よりも大事です。

 

つまりどういうことかというと、普段話している滑舌が悪いのだとすれば、当然早口言葉を話すときの滑舌も悪いです。

そして、その上手く言葉言えていない滑舌を頑張って早くいっても「上手く言えない言葉が早くなるだけ」です。

当然、それでは滑舌は良くなりません。

 

滑舌を改善するためには順序もありますし、なにより滑舌を直すという事は、そんなに単純なことではありません!

早口をガンガン言っていれば勝手に言葉が明瞭に言えるようになるようなものではないんです!

 

②早口で練習することは滑舌改善あまり役立たない

早口言葉って言うと、スピードを上げて早く言うイメージがあるかと思います。

名前が早口言葉なのですから当然と言えば当然ですよね^^;

しかし、滑舌を直す際、早口で練習することはあまりおすすめできません!

なぜかと言うと、早口でやるメリットが少ないんです。(メリットの大小は滑舌が悪くなっている原因によって変わってきますが…。)

表情筋をあまり使わない事だけが原因のような方であれば、早く動かす意識をすることで筋トレ効果があるかもしれません。

しかし、表情筋を使いすぎて滑舌が悪くなっている人であれば、早く話そうとより筋肉を使う意識が働いてしまうかもしれませんし、舌の筋力不足の方であれば、強く使う事よりも早く話すことに意識が持っていかれ、子音の調音がより弱くなってしまうかもしれません。

人によってメリットデメリットはありますが、早く話すことによるメリットは、正直あまりないです。

 

そもそも、早く言う事に意識を向けることがデメリットです。

滑舌のトレーニングであれば、まずは上手く作れない音をしっかり作ることが重要です。

しかし、早く言おうと意識してしまうと、言葉をしっかり作るという意識が弱くなってしまいます。

 

トレーニング方法として、「何秒以内に早口言葉を何個言う!」というようなトレーニングを行う場所があるようですが、これはかなり上級編ですね。

しっかり言葉が作れるようになってからこういった練習をするのは良いかと思いますが、そもそも言葉を上手く作れない状態でこういったトレーニングをしても、上手く言葉が言えないまま早く言う練習になってしまうだけです。

 

③早口言葉が言えるようになっても日常の会話に使えない

滑舌についてのお悩みのご相談で、

・早口言葉は言えるようになってきたのに滑舌が悪いと言われる…

・早口言葉はつっかえないけど、ほかの文章を読むと滑舌が悪くなる…

こういったお悩みをよくお受けします。

これは早口言葉に限ったことではないのですが、始めはつっかえてしまう文章でも、何度も何度も読んでいるとつっかえずに読めるようになってきます。

しかし!他の文章だったり、日常会話に戻ると、滑舌が悪くなってしまう……こういった事ですね。

せっかく良くなったと思ったのに……と落ち込んでしまうこともしばしば。とってもつらいですね。

 

そう、どんな早口言葉でも何度も読んでいるとだんだんつっかえずに言えるようになります。

しかし、これはその早口言葉を言う事が上手くなっただけで、根本の滑舌は直っていません。

これはなぜかと言うと、滑舌を直すトレーニングをしていないからです!

 

この早口言葉がつっかえずに言えるようになった状態は、あくまでも「つっかえずに言えるようになった状態」です。

なので、ちゃんと聞いてみると、上手く発音できていない言葉、うまく作れていない母音や子音はそのままなんです。

これでは日常会話や、ほかの文章を読んだ時に、当然いつもの滑舌に戻ってしまいます。

せっかく練習をしたのに、これではやり切れませんよね^^;

 

滑舌が悪くなる危険性も…

滑舌が良くならない理由は大きく分けると上記3つですが、さらにおそろしい「早口言葉によって滑舌が悪くなる危険」もあるのです。

しかも、この危険度は頑張って練習すればするほど高まってしまいます。

 

上の良くならない理由を読んでいただいて、もしかしたらもうピンときている方もいらっしゃるかもしれませんね?

そう、滑舌の悪くなる危険の正体は「間違った言葉の作り方のまま何度も練習することで、間違った言葉の作り方が強くなってしてしまう事」です。

 

とっても簡単な理由です。

ちょっと想像をしてみてください。

例えばスポーツで、間違ったフォームのまま練習を続けたとしましょう!

何度も何度もその間違ったフォームで練習して、どんどんそのフォームが身体に定着していきます。

……どうでしょう? ご想像していただきましたでしょうか?

 

間違ったフォームが身体に定着して、しかもそのフォームでどんどん練習していきますから、正しいフォームからはどんどん遠ざかっていってしまいます…。

滑舌でも同じ事が起こります。

言葉を作るというのは、いわばフォームのようなものです。

肺から呼気が上がってきて、声帯で声の原音ができて、喉・舌・歯・鼻・口その他色々なものを上手く動かして言葉を作ります。

この言葉を作るフォームが崩れているものだったら、当然できてくる言葉も上手くいきません。

 

早口言葉を何度も何度も間違ったフォームで練習すると、その誤ったクセが定着します。

そうすることによって、滑舌練習をしっかりやっているつもりが、滑舌が悪化していってしまったという悲劇を起こしてしまうかもしれないのです。

なんとも恐ろしいことですね……。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

早口言葉で滑舌練習というのは、常識のようになっていますが、練習の仕方によっては恐ろしい危険が潜んでいるんです!

ただ、早口言葉の文章そのものが悪いとお伝えしているわけではありません。

しっかりとした使い方で早口言葉の文章を使えば、効果的にトレーニングをすることもできます。

早口言葉の文章を使ったトレーニング方法については⇒【効果的な滑舌トレーニング】早口言葉の正しい読み方・使い方!

 

どんな滑舌練習でも、その練習を行うのはどういった力を付けたいかを考えると答えが見えるものがあります。

そして、どんな滑舌練習も一番最初に行わなければいけないのは、

「自分はどの言葉が苦手なのか」

「苦手な言葉が言えない原因は何か」

これを突き止めなければいけません。

そうしないとそもそものどんな練習をやったらいいのかのメニューが作れません^^;

まずは、しっかり自分の滑舌を見直すことが必要です!

 

自分じゃわからない!という方は、無料体験レッスンで原因の特定をお手伝いさせていただいています!

……最後に営業っぽい内容ですみません^^;

ぜひお気軽にお声がけください^^

 

 

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早川 直記
滑舌を改善することに特化した『滑舌特化型ボイストレーニング』を行う 緊張・あがり症などによる声や滑舌のお悩みにも精通、ボイトレにメンタルトレーニングを組み込む新しいメニューを提案 声優など声のプロを目指す方・一般の方問わず、個人の目標に合ったレッスンを行っている