滑舌のトレーニングとして代表的なものとして「母音の口の形をしっかり作ろう!」というものがあります。

「あ」の口は指3本分縦に開けて、「い」の口は横に引いて……というやつですね

こういったものです。

かなり前言われているトレーニング方法なのですが、このトレーニング方法は滑舌を悪くする可能性があります!

 

口を大きく開けなくても言葉は作れる

まず、最初にちょっと想像をしてみてください。

あなたの身近な人に滑舌が良いな~と思う方がいらっしゃれば、その方が話している姿を想像してみてください。

もし身近にいらっしゃらなければ、テレビに出ている滑舌の良い俳優さんが、テレビで話している姿を想像してみてください。

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想像していただけましたでしょうか?

どうでしょう? おそらくそんなに大きな口を開けていないのではないでしょうか?

「あ」は指3本分なんて縦に開けませんし、

「い」は横に口をひかなくても言えます。

「う」はタコのような口にする必要はありませんし、

「え」も横に引く必要はないです。

「お」も前に唇を強くとがらせる必要はないのです。

 

口の形を作るトレーニングをすると滑舌が悪くなる?

この口の形をしっかり作るトレーニングを滑舌練習で取り入れることは、あまりオススメできません。

その理由としては、あまり効果が期待できるものではありませんし、人によっては、滑舌が悪くなってしまします!

前回の記事、口を大きく開けると滑舌が悪くなる!間違いだらけの滑舌トレーニングでもご紹介している部分なのですが、滑舌が悪くなる原因は人によって違います。

そして、その中には、こういった「口をしっかり開けて!」とか「アの口の形は…イの口の形は…」というトレーニングを頑張ってやったことによって、表情筋を硬く使う事がクセになってしまい、滑舌が悪くなっている方も多くいらっしゃるのです。

すごく残念なことに、声優やナレーターを目指して頑張っている方程、この表情筋を硬く使うクセがついてしまっている方が多くいらっしゃいます。

原因を伺うと、この「口の形トレーニング」「口をしっかり開けるトレーニング」を養成所などでやったという方が多い印象です…。

滑舌が悪くなっている原因の中には、表情筋が弱く、口が動かなすぎて滑舌が悪くなっている方も中にはいらっしゃいます。

そういった方には、筋トレやストレッチの意味を込めて、口をオーバーに動かしてみましょう、というトレーニングはありと言えばありだとは思います。(ただそれでも口を横に引いて発声するトレーニングはあまりしないほうが良いと思います)

 

もし、あなたが滑舌に悩まれていて、かつ滑舌を良く話そうと思ったとき、口の形をはっきり開けてみようと考えられるようでしたら、その考え方は今この瞬間に捨てていただくことをオススメします。

滑舌が悪くなる原因は、本当に多くあります。

口の形を決まった形にするだけで言えるようになるようなものではありません。

そして、会話は単独の音ではなく、無数の言葉が連なって会話になります。

1音1音あんなに大きな口を開けていたら、会話を円滑に進めることができませんよね

 

あと、なんというか、見た目もあまり良くない気がします…。

会話をしている相手が、ものすごく大きな口を開けて話していたら、「どうしたの?」ってなってしまいませんか^^;

 

滑舌をよくするためにはもっと大切なことがたくさんあります

・呼気

・表情筋、口輪筋の正しい使い方

・母音、子音の作り方

・舌の筋力、舌の動かし方 

などなど…

こういったものにさらに個人差というものが入り、複雑に出来上がっていきます。

あなたが今滑舌が悪くなっていたとしたら、あなたの滑舌が悪くなっている原因が必ずあります。

そこをピンポイントに改善しなければいけません!

 

こういったことから、口の形をしっかり大きく開けるだけで滑舌がよくなる確率は、かなり低いと思われます。

変なクセがついてしまうほうが恐ろしいので、口の形トレーニングはあまりやらないことをオススメします。

 

 

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早川 直記
滑舌を改善することに特化した『滑舌特化型ボイストレーニング』を行う 緊張・あがり症などによる声や滑舌のお悩みにも精通、ボイトレにメンタルトレーニングを組み込む新しいメニューを提案 声優など声のプロを目指す方・一般の方問わず、個人の目標に合ったレッスンを行っている